これからのドラッグストアで働く上で重要なのは、「自分のファンを増やすこと」。ドラッグストア戦国時代を勝ち抜くことのできる会社は、ファンやフォロワーを多く持つ従業員が存在するかです。
今回は、その理由を以下の内容で説明します。
- 価格競争の限界
- ファン作りは、究極の差別化・障壁
- 「どこで買うか」より「誰から買うか」の時代
- “カウンセリング商品“の購入は、相手への信頼性が超重要!
ドラッグストア以外の職場でも「自分の価値」や「存在感」を示したい時に使えるネタなので、是非見て下さいね!
それでは、始めます!
価格でネットショップに勝てない理由
ハッキリ言います!
「価格の安さ」や「商品数の多さ」の面で、リアル店舗がネットショップに勝てない時代がスグにきます!
理由は、以下の通り!
大量仕入れが可能 価格交渉が有利
“大手ネットショップ“や、多くのテナントを抱える“大手ECサイト“の場合一度の大量仕入れ、専売ルートの活用で「低価格」の商品提供が可能です。
リアル店舗の場合、倉庫にも限界があり「価格面の競争で勝つ」ことは難しいです。
効率化を追求したオペレーション
最近のネットショップの出庫倉庫では、AIなどを駆使した「自動効率化」が日々とてつもない速度で進化しています。販売店も兼ねた「実店舗」では人手による作業も多く、「業務の自動効率化による生産性の向上」には時間もかかりそうです。
そのため人件費もかさんでしまって、余計に低価格での商品提供が難しくなっています。
商品の種類も無限
ネットショップに勝てない最大の理由が、「取り扱い商品数の多さ」です。
テナント数や倉庫の大きさで、ネットショップに勝つのは困難です。
店舗に並べた商品の中から選んで貰う実店舗では、この点に関しては絶対に勝てないと言ってもいいでしょう。
“価格“や“商品数“以外の面で差別化を図らなくては、勝ち残れない!
“ファン作り“が究極の差別化になる 実店舗は「体験を売る」場所
それじゃあ…ネットショップや競合と、どうやって差別化していけば良いんだ!?
こう考えた時に、突き詰めていった時に行き着いた答えが
- お客様に、“自分“または“自店“のファンになってもらう。←競合との差別化
- お客様に、体験を売る・商品を手に取って見てもらう。←ネットショップとの差別化
接客業の本質・答え
その中でも、「自分のファンを作ること」が一番の差別化だったり、障壁になります。
そして、お客様とのコミュニケーションをすること自体も「お客様に体験を売る」ことにもつながります。お客様がファンになってくれることが「究極の差別化」と呼べるのではないでしょうか?
これぞ“接客業の本質“と言えます。
ファンを増やすことは、これ以上無い「参入障壁」になる
そして、もう一つ!
「一度付いたファンは中々離れることが無い」ということが重要です。それだけ誰かの信頼を得ると言うのは難しいことだと言えますが、一度ついた信頼性は簡単に離れることはありません。これ以上の「他の参入障壁」があるでしょうか?実際に接している接客業の特権だとも言えます。
「より多くのお客様の心を掴む事」が、今後の接客業には求められています。
「どこで買うか」より「誰から買うか」の時代 物が豊富な時代背景
今や、お腹が空いたら近くのコンビニにいけば簡単に食べ物が買えて、欲しい物があればワンクリックで何でも揃う便利な時代です。
誤解を恐れずに言うならば、どこのドラッグストアに行っても大抵置いてある商品は同じ様な物です。
「あなた」から買いたい!の価値
“物余り“の様な時代において大切なのは、「どこで商品を買うか」より「誰から商品を買うか」です。
同じ商品を買うのでも、「誰から買うのか」で持つ意味が大きく変わると言う“価値観“が今の時代に根付き始めています。
どうせ買うなら、“あなた“から買いたい!
この様に言われる事の価値が今急速に高まってきていると言えます。
自分のファンを増やすことは、社会的評価を上げることに直結する
“ファンを多く抱える人“は雇う側の「企業」からみても、とても当然“魅力的な存在“です。まさに「引くて数多」の体現者そのものと言えます。
評価が高い理由は、「今いる自分のファンの多さ」と言うよりも「それだけのファンを作り出せる人間性」の需要が高いからなのです。「人間力の高さ」に人は魅力を感じます。
「頑張っている人大好き人間」と常々言っている私ですが、「応援したくなる人」ってそれだけで魅力的な存在なのかもしれません。
どのお店でも同じ商品を置いている現代にとって、「誰から買うか」は超重要な時代!ファンになってもらえるようにしましょう!
「カウンセリング商品」は、信頼性が物を言う ドラッグストア商品であれば特に
商品の購入に“接客“を伴う「カウンセリング商品」においては、対応スタッフに対する“信頼性“がとても大切です。
始めから買う商品が決まっている状態で来店されたなら分かります。しかし、お悩みごとを解消したくて購入を迷っている商品であれば、できる限り「信頼の置ける人」に相談してから買いたいと思うのが普通です。
「権威性」に勝るとも劣らない「人間性」
まるで医者に頼るかの様に、「信頼の置ける人」として自分を思い浮かべてもらえれば、きっと「商品を買うなら、あなたから買いたい!」となるはずです。
特定の権威者が持つ「権威性」と、相手に気を許してもらえる「人間性」は仕事の上でも、同等価値だと言えます。
ドラッグストア商品の場合は、特に差が出る
ドラッグストアの主力商品は、「医薬品」と「化粧品」などのカウンセリングを伴った商品です。“セルフメディケーション“が推進されている現代では、専門的なお悩みを抱えて来店されるお客様も少なくありません。
その時に、気軽に相談できて「お悩み」を吸い上げられるのもドラッグストアの強みと言えます。時には、より詳しい専門家へ受診勧奨を促す等、相手の事を考えた判断ができることが信頼性アップには欠かせません。
ドラッグストアで働く人こそ「ファン作り」に注力すべきです。
ドラッグストアで働く人ほど、自分のファンを作る事が大事!相手から信頼される様に切磋琢磨する事が重要!
まとめ 相手の話を聞き・理解することがファン獲得には欠かせません
これからのドラッグストアにおいて、ファンを獲得することの重要性についてまとめみました。
重要性が伝わってもらえると幸いです。
最後に、「ファン獲得には、話を聞くことが大事」と言う話をしたいと思います。
ドラッグストアで働いていると、何気ない会話からその方のお悩みに気付ける時が結構あります。
人間というものは、自分の話や悩みを聞いてくれる人に信頼を寄せる生き物です。もちろん、その信頼に応えることも大事なのですが、一番大事なのは「しっかりとその人に寄り添うこと」です。例え最終的な解決は他の専門家に任せたとしても、話を聞いてくれて一緒に解決しようという姿勢を示した人から離れることは、絶対にありません。
それが、本当の意味で「ファンを獲得する」ということにつながってくるのではないでしょうか?
ぜひ、参考にしてもらえると嬉しいです。
それでは、今回はこれで終わりたいと思います。
Fin-
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