【新人店長を応援!】店長を10年以上やっていて必要だと感じたスキル・考え方 5選

この記事は約5分で読めます。
  • 全ての業務において誰よりも完璧でなくてはならない
  • 部下の期待には全て応えたい
  • 部下の教育においては背中を見せれば言葉はいらない

これは、私が長年店長経験をしてきて感じた無駄な考えの例です。
部下の信頼を得たい・リーダーの責任を全うしたいのならばこの様な考えは捨てて、もっと必要なスキル・考え方を身につけるべき。

今回は、店長として役に立ったスキル・考え方をたか店長の経験から紹介します。
記事の内容はこちら↓

  • 「何とかなる」精神で周囲の信頼を得る
  • 悩みの大半は時間が解決してくれる
  • 周りを図々しい位に頼る
  • 業務内容は広く浅くで理解すべし
  • 円滑な職場運営に必要なのは「事前準備」
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“何とかなる”精神を持つ

リーダーの不安は部下へ伝染する

リーダーに必要なのはカリスマ性のある指導力・決断力とは限りません。
必要なのは「何とかなるから安心しろ!」と腰を据えた言葉や存在意義。
リーダーが不安を口にすることで良いことは何一つありません。

私も、無理難題に直面した時ほど「何とかなる」精神が大事なのだと痛感しています。

“失敗“は悪い印象にならない

「何とかなる」と言っておいての失敗…部下の信頼を失う恐怖との戦い。
…わかります。
しかし、ハッキリ言ってそんな事にはなりません!

「何とかなる」と鼓舞した人は感謝こそされど、責めている場面を私は見たことがありません。

それは、上司だけではなく部下からも“可愛いやつだ“と思われるような「人徳を」普段から築くことが大切だからです。
実際に失敗したかどうかは大きな問題ではありません。

早い段階で身に付けないと続かなくなる

若い時には周りに「能力が低い」と思われることが嫌で“八方美人“になっていたり“虚勢”を張ったりしがちです。

しかし、長い目で見れば“完璧主義を捨てて「何とかなるや!」精神を早い段階で身につける“方が、周りとの関係を良好に保ち続けることができ、心を健全に保つことも可能になるのではないかと思います。

ここが、店長として今後やっていけるかどうかの“分かれ道“になってくると感じています。
「店長業務」と言うものは決して短期勝負の仕事ではありません。
詳しくは店長の資質の関して以前に語った記事を参照ください。

何とかなるや精神を持つ必要性
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長期的に継続可能なことかを判断する

“種をまく”ことを意識する

例え感情的・短期的に頑張ったとしても結果として現れるのは、それは時間が経ってからと言うものです。

今すぐの結果を求めるよりも、“種をまく“気持ちで臨んだ方が健全。
特に我々現場の人間にとって“焦りは禁物”です。

時間で解決することが実は大半

どんなに深刻に感じる問題でも、良くも悪くも時間と共に忘れられるものです。

時には時間が解決することを期待して「放置しておくべき問題」もあることを知っておくことも大事です。

私も後々考えると「何であんなことに悩んで時間を使ってしまったのだろう…」と思うことがよくあります。

長期的な目線を持つ必要性
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自分自身で抱えすぎない

部下の教育に投資する

店長初心者にありがちなのですが、店長をやる上で絶対にNGなのが部下の教育を疎かにすることです。

意識的に教育に力を入れているつもりでも「自分でやった方が早い!」とついつい考えてしまいがちです。
本来、部下の教育にこそ時間と労力を一番にかけるべきなのです。

周りの人達と一緒にレベルアップすることで、全体の仕事の質が向上するからです。
何より仕事の質が上がれば、自分にかかってくる“負担“も減ってくるので労働環境も良くなってくるので一石二鳥という訳です。

部下に任せる、手出しをしない

これも、私も経験が浅かった時代に失敗しまくった行動です。

部下に仕事を振っておきながら、ついつい手や口を出してしまって失敗していました。

なお、新人教育について書いた記事も併せてご覧ください。
教育の傾向と対策の参考にして頂けると幸いです。

周りを頼る必要性

一通り全ての業務を経験しておく

部下の相談に乗るための準備

部下の悩みの相談を受けるには、基本的にその部下の心情を理解しなくてはいけません。
もちろん話を聞くだけでも相手の心を軽くすることはできるでしょう。
しかし、イチ店長になってくると的確なアドバイスを求められることの方が圧倒的に多いのです。
店舗運営に関する業務は「自分に関係のある業務」と捉えて、広く浅く一通りの業務に携わっていくことが大事なのだと経験上感じます。

広く浅く、極める必要はない

一通りの業務内容を把握すると言いましたが、何も全てを完璧に出来る必要はもちろんありません。

あくまで、相手の相談に乗れる位の業務経験が必要と言うことですので、各業務に深く関わる必要はないと思います。

各業務を理解する必要性

職場が上手く回るかは計画段階で決まっている

人間関係も計画次第

ドラッグストアに限らず、店舗を運営するのに最も重要なのは「計画」です。

特に人間関係は、“根回し“が全てだと身を以て痛感しています。
シフトは勿論のこと、部下の教育、上司への事前連絡、パート・アルバイトさんへの配慮…全て「計画」を立てて望まなければ、必ず痛い目をみます。

シフト作成に注力する

私が「計画段階で全てが決まる」と言える理由の一つが、“出勤シフト“が乱れると必ずと言って良いほど“人間関係“が乱れ始めるからです。

これでもかと言うほどにシフトは入念に慎重に時間を掛けた方が、自分の身を守ることに繋がっていくと感じています。

人間関係の乱れが如何に厄介かは以前書いたこちらの記事を参考にして下さい。

計画を念密にする必要性

まとめ

あくまで私が経験した中で役に立った考え方なので、賛否両論ある考え方なのはご了承ください。

しかし、実際に業務を今も現役で経験している身としてはこの位のメリハリがなくてはドラッグストアの店長業務など務まらないと本気で感じています。

心身ともにハードな業務の中では、息をつく場面がないと重要な大極視点を見落としてしまう可能性があります。

お店を円滑に運営するためには何が必要か?
その参考にしていただけると嬉しく思います。

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