【現役ドラッグストア店長が解説!】登録販売者のドラッグストア転職がおすすめな理由 3選

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たか店長
たか店長

皆様は、ドラッグストアで働くことを考えたことはありますか?

私は、今までドラッグストアの店長として多くの転職者の出入りを見てきました。

そんな私だからこそ語れる「ドラッグストアの転職事情」を転職にお迷いの皆様へお伝えできればと内容を記事にまとめました。

登録販売者の方ならば、ドラッグストア転職がおすすめな理由を3つに分けて解説します。

 

 

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理由① 転職によって評価が落ちにくい

 

たか店長
たか店長

登録販売者、特にドラッグストア業界に関しては転職の経歴が不利に働くことはないと言えます。

なぜそう言えるのかを説明します。

 

転職者が多い業界

 

そもそもドラッグストアという場所は、登録販売者社員の約40%は同業転職経験がある中途採用者で構成されているという話もあるくらい人材の流動性が高い業界です。

 

現場の人間としての肌感としては、むしろ職場経験の豊富な中途採用者の方が即戦力で喜ばれる傾向にあると感じます。

 

つまり、他の業界に比べ、年齢や転職歴が不利に働きにくい業界だと言えます。

 

転職者は今後も増える

 

「転職経験は不利にならない」というのは、雇い入れる企業側の考えも同様です。
今後も社会的な流れとして、登録販売者の転職経験がある方の割合は増えていくと思われます。

つまり、転職が世の中のニューノーマルとして今以上に定着することになるため、転職経験はあまり採用基準として重要視されなくなります。

 

実力次第で経歴をカバーしやすい

 

登録販売者をお持ちの方ならご存じだと思いますが、登販試験は合格するだけでは実際の接客の際の役には立ちません。

試験内容が薬品に対して広く浅くの一般的な知識しか問われず、具体的な商品名なども載っているわけでもないため実践ではあまり役に立つ知識とは言い難いためです。

逆に言えば、採用基準として一般的に重要視されやすい「学歴」や「役職経験」よりも接客経験などを重視されやすい傾向があります。

実践経験があれば引くて数多になり、良い待遇条件を交渉しやすくなります。

 

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理由② 将来的な需要の増加が見込める

 

たか店長
たか店長

ドラッグストア登録販売者の需要は今後需要が増えていくと言われています。

その理由を解説します。

 

医療費増加による社会保険制度の圧迫

 

皆様は「セルフメディケーション税制」というものをご存知でしょうか?


セルフメディケーション税制とは、一定条件の下でOTC医薬品を年間12,000円以上購入している方が税金の還付または減額を受けられる制度です。(一定条件とは、自治体の健診もしくは、会社の健診を受けている方に限るという条件)


つまり、国としても社会保険制度が崩壊しつつある現代で少しでも医療費を抑えるために、「市販品を使って自分で治せるものは自分で治して!」というメッセージとも受け取れます。


その際に頼りになるのが「地域のドラッグストア」であり、そこで働く「登録販売者」
そのため需要はどんどん高くなり、社会的にも必要な無くなることのない仕事と言えます。

 

「かかりつけ医」ならぬ「かかりつけドラッグストア」

 

最近では、調剤薬局を併設するドラッグストアが増えてきています。

色々な病院の処方箋を一箇所で受け付けることで、その患者さんの健康状態を一元管理しやすくするためです。
複数の病院に通っている方であれば、お薬も健康指導も受けられて便利ということです。

 

もしかしたら、今後は「かかりつけ医」のほかに「かかりつけドラッグストア」を持つようになるのかもしれませんね。

もしそうなったら、お薬の相談は薬剤師だけでは足りず、そこで働く登録販売者の活躍の場も広がることが予想されます。

 

登録販売者はファン商売

 

以前に、「ドラッグストアの店員はファン商売」だと発言した私ですが(関連記事はこちら→【これからのドラッグストアの在り方】ファンを増やすことの重要性!)、今後の流れもより顕著になると予想しています。

 

「人気のある登録販売者」は多くのお客様に頼られ、相談が舞い込み、会社も大事にしてくれる。
一方で、「実力・人間性の低い登録販売者」は接客の機会を失う。

頑張り次第では、自分の力で未来を切り開けるというのも「登録販売者の魅力」ではないでしょうか。

 

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理由③ 常に人手が不足している業界

たか店長
たか店長

ドラッグストア業界は、登録販売者はもちろん、一般従業員から薬剤師、化粧品担当者に至るまで人手が常に不足している業界です。

では、なぜ「人手が不足している」ことが転職のおすすめ理由になるのか説明します。

 

近年の労働環境改善で働きやすく

 

まず最初に説明しておかなくてはいけないのが、
「労働環境が悪いから、人の入れ替えも激しくて常に人手不足なのでは?」
という疑問に対してです。

 
確かについ最近までは「ブラックな業界」だと言われていたドラッグストア業界ですが、労働法の改善などの社会的背景を受けて、最近では「ブラック」というほどひどい労働環境ではなくなってきています。

まぁ…「ライトグレー」ぐらいですかね(笑

「人手不足=ブラックな労働環境」というだけではなく、今は単に社会的需要が増している裏返しだと言えます。

 

「即戦力」が欲しい

 

人手が不足しているということは、雇い入れる会社側からすれば「経験者であれば喉から手が出るほど欲しい」という状態を表しているとも言えます。

 

私がいる会社でも新人を育てていない訳ではないのですが、重役曰く「即戦力」になる人材はハッキリ言ってどこにも取られないように青田買いしたいというのが本音だそうです。

 

実績を作って転職をする

 

前向きに自己研鑽をしながら転職をすることによってスキルや経験を積む、といった方法が今後の業界のスタンダードになると私は考えています。

ゆえに、前向きな転職はむしろプラスの職歴になっていくと思います。

 

登録販売者は、ただ資格を持っているだけではその価値を発揮することはありません。
日々の自己研鑽が、その価値を高めるのです。

 

まとめ

 

たか店長
たか店長

登録販売者のドラッグストア転職をするメリットがお分かり頂けたでしょうか?

個人的には「地方のドラッグストア」への転職もおすすめです。

地域に根ざしたドラッグストアが、今後誰かの「かかりつけドラッグストア」になったら…。
また、「かかりつけの登録販売者」になれたら最高だとは思いませんか?


最後に今回の内容をまとめます!

 

ドラッグストア登録販売者の転職がおすすめな理由 3選
  • 転職歴・回数によって評価が落ちにくい
  • 社会的需要が増える業界
  • 人手不足のため即戦力であれば働ける場所が多い

 

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