【慢性人手不足の現実】ドラッグストア店舗を少人数で回す方法

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元々、ドラッグストア業界と言うところは人員の入れ替えが激しく、低人数でお店を回す業態と言えます。
業務や扱い商品の幅も広く“薄利多売“の営業スタイルの特性上、低人数で回さないと生産性を維持することが出来ないためです。

特に最近では、働き手不足によってその傾向が加速されていることが私自身肌身をもって実感しています

今回は、ドラッグストアで取り入れられる少人数で“お店を回す方法“を紹介したいと思います。
あくまで、私の体感上取り入れられそうなものを書いていこうと思います。

今回の内容はこちら↓

ドラッグストアを低人数で運営する方法
  • 自動精算レジ・自動発注等のシステム面を整備する
  • 作業をルーティン化する、業務の標準化を図る、個人の能力を把握する
  • 定期的に無駄を見直す癖を付ける
  • 業務の詳細もイメージしてシフトを作成する
  • 会社・上司に相談する

それでは説明させていただきます!

自動レジ・自動発注などシステム面を整備する

「初期投資にお金が掛かるし、決済権すらないし、これが出来れば苦労はないよ!」
と思われるかもしれませんが、見出し以外にもシステム面の無駄は多く存在すると思います。

例えば、「社内連絡ツールの見直し」「勤怠管理システムの改善案」「会議・勉強会のリモート化の提案」。

現代では、小売業の業務のDX化が急速に進んでいる背景もあり、改善することが出来れば大きな人員削減となることは自明の事実と言えます。

決裁権が無かったとしても、案を会社・上司に提案する価値はあるハズです。
「意外と本部でも盲点だった」何てこともありトントン拍子に話が進む可能性だってあるかも知れませんよ。

作業のルーティン化・業務属人性の解消・従業員の能力把握

次に提案したいのが、業務の自動化です。
流れで作業出来る様になれば、当然業務に当たる人数をコンパクトに出来ます
あらかじめ店内で内容を共有しておきルール化しておくことで業務効率を図ります。

作業のルーティン化を行う

日々行う業務の流れを、時間帯・作業手順を一定にすることで時間効率を上げます
定着すれば、無意識的に作業ができるので行っている従業員の負担軽減にも繋がるでしょう。
ただし、無意識にしているが故に気付けない無駄も出てきてしまうので、定期的な業務見直しは必須となります。

業務の標準化を図る

“業務の標準化“は端的言うと、業務を誰でも出来る様にしておくこと。
逆に特定の人にしか出来ない業務のことを、“業務の属人化“と言います。
具体的に言うと「担当者にしか出来ない・分からない」「店長しか対応できない」「パート・アルバイトだからやる必要がない」などを減らしていくことです。
「倉庫を整理して誰でも在庫の位置を分かりやすくしておく」等のことも、属人化を解消する良い手段では無いでしょうか。

私の体感では、これが一番手っ取り早くお店を少人数で回す効果的な方法のように感じています。

従業員の能力を把握する

どれだけ業務を標準化しても、働く従業員を標準化することはできません。
誰しもが得意・不得意があるためです。
始めから適正を加味して業務を割り振ることも大切です。

ここで重要なのは周囲への“根回し“です。
不得意だからと言って、特定の人を除いて業務を割り振ると

「〇〇さんにも、この業務振ってください!不公平です!」

等のクレームは付き物になります。
あらかじめ、その人にその業務を割り振ってしまうと業務が滞ってしまう旨を周りに周知させておく必要があるのです。
限られた人員でお店を円滑に回すには多少の“根回し”は必須になると思っています。

定期的に業務の“無駄“を見直す癖を付ける

ちょっとした業務の“無駄“を見つけても問題がなければ、見て見ぬふりをするのが一般的だと思います。
しかし、「少人数でお店を回す」という事になれば話は別です。
完全に、このちょっとした“無駄な業務”が「塵ツモ」となって業務を圧迫していきます。
“業務の棚卸“を癖付けすることで「少人数でも回せる効率の良いお店」を目指しましょう。

考える癖を付けておかないと業務見直しは困難

いきなり改善する業務を洗い出したとしても、その場で出てくる改善案などたかが知れています。
実践的に見直したいのならば、無駄に感じる業務が出た時に直ぐに思考する癖を付けた方が確実です。
もし直ぐに考えることの出来ない時などは、メモを取るなど何かしらのアクションをとる様に心掛けなくては良い改善案は出てこないと思います。

検証をしてみる

改善案が出てきたら、次に検証を行うように計画します。
無駄だと思っていた業務も、実際に省いてみたら「やっぱり必要だった!」となることも良くある事です。

無駄な業務がモチベーションの低下を招く

無駄で効率の悪い業務は、行っている人のモチベーションを著しく下げます
モチベーションが下がればチームワークにも影響がでることで、とても少人数でお店を回す程の効率の良さなど実現しません。

業務を達成できなかった人を叱るより、無駄な業務を減らすことの方が断然相手に対しての説得力があります
私も、メチャメチャ実感しています。

シフトを作る際は業務の詳細もイメージして作成する

ドラッグストアは基本的にシフト制の会社が多いと思います。
そして、私は「シフトを作った段階でその月の効率は決まってしまう」と考えています。

極端な考えの様に感じると思いますが、実際問題シフトを作った段階で結果がある程度想像できてしまいます。
その上で、ほとんどの場合が想像通りになっています。

シフト作成は、それ程までに力を入れるべきものだと思っています。
少人数で店舗を回そうと思ったら特に気を抜いたシフトは命取りになり得ると言う事です。

会社・上司に相談する

考えても答えが出ずに1人で抱え込んで悩む様であれば、すぐに上司に相談する様にしましょう

悩んだ末に解決に至っていないのであれば、自分の立場や経験・裁量権では解決できない事の可能性が高いのです。
解決できないことに自分の精神をすり減らす意味はありません

これは、責任から逃れている訳ではありません。
目上の人に相談するのも立派な戦略なのです。

注意点としては、相談する前に相談する“対象“や“状況“を具体的に整理し説明できるようにしてから相談するとスムーズに状況を伝えられます。

自分より経験豊富な人に相談すると意外な程簡単に解決策が見つかるかも知れません。

まとめ

今回の内容を改めてまとめたいと思います。

低人数でお店を回す方法 まとめ
  • システム面の整備
  • 業務のルーティン化、標準化、適正判断をして、少ない人数でも業務が回るように効率化を図る
  • 業務の棚卸を癖づけて、人時を削減する
  • 無駄な業務を見直して従業員のモチベーションアップを図る
  • シフト作成の段階でその月の効率は決まってしまう
  • 難しい場合は、会社・上司にすぐに相談する

今回、低人数でよりお店をスムーズに回せる方法をご紹介させてもらいました。

しかし、「無理なものは無理!」と言う現実もあります

そんな時は、1人で抱え込まずに“社外の人に相談“したり、“別の自分の輝ける場所“を求めてみるのも大切な事だと思います。
「心配事の9割は起こらない精神」も大事な考え方だと思っていますので、是非参考にして見てください。

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