「実際にドラッグストアで働いている人ってどんな不満やデメリットを抱えているの?」
ドラッグストアの仕事に興味のある方なら気になるところですよね?
今回は、ドラッグストア店長歴10年以上の私が実際に長年ドラッグストアで働いてきた経験をもとにドラッグストア勤務のデメリットを7つご紹介します。
ドラッグストアの仕事だってデメリットもあれば、メリットだって勿論あります!
合わせて「ドラッグストア勤務のメリット」の記事も参考にしてみて下さい↓
ストレスに悩んだらこちらの記事もぜひ読んでください!
休日や就業時間が不安定
接客業全般に言えることかもしれませんが、土日祝日の繁忙日には休みが取りにくい傾向があります。
ドラッグストアは基本的に年中無休のお店。土日はおろか年末年始なども予定が立てにくい点は働く上で覚悟が必要な仕事になります。
また、就業時間もシフト制であるが故に出退時間が一定ではありません。生活パターンを一定にしたい方にとっても難しい仕事でもあります。
“慣れ“の問題かもしれないけど、平日休みが多いのには一長一短がある様に感じます…
参考までにドラッグストアの店長の1日を書いた記事はこちらになります↓
業務範囲が広い
ドラッグストアで働いてみたいと思っている方の中には「担当になれば、薬品・化粧品の専門的な販売に集中できる」と思っている方もいると思います。
残念ながら…それは難しいかもしれません。
近年のドラッグストアでは商品やサービスの取り扱い幅が広く「何でも屋」状態なのが現実。一つの仕事だけに専念できる環境は稀なものだと言えます。
担当部門とか関係なく、お客様からしたらお店の人は全員「店員さん」なので、担当以外のことも対処しなくてはいけないのが現実…。
薬剤師以外の社員の待遇は期待できない
薬剤師以外の一般社員の場合、店長であっても給与やその他勤務条件が正直良いとは言えません。
「割に合わない!」と感じる方も実際には多く、待遇面以外にモチベーションを感じなければ続けるのは難しい仕事と言えるでしょう。
生活に困らない程度の給料ではあるけど、待遇面以外に「やりがい」を感じなければ正直厳しい…
給料面に関してはこちらの記事も参考にしてください↓
店舗異動が多い
ドラッグストアは、近年爆発的に店舗数を増やしている業態。そして、一店舗当たりの従業員数もそれに応じて減っている傾向です。常に忙しく、人の入れ替えも激しいため”欠員”の穴埋めを「店舗間の人事異動」で賄います。
異動を命じられた方は大変!新しい店舗で一から新しい人間関係を築き直したり、店舗独自の”暗黙のルール”があったりとそれだけで疲労困憊!
ドラッグストアの人間関係について書いた記事はこちら↓
接客ストレスが職業病
他の接客業に比べ取り扱い商品幅が広い業態である以上、お客様から商品やサービスに関して聞かれることも多く接客の機会の多い職業が「ドラッグストアの従業員」です。
得意・不得意が出やすい部分ですので「思っていたより大変だった」と接客にストレスを感じる人も多くいます。
何の担当とか関係なく、マジで何でもお客様から「お前は専門家だろう?」のニュアンスで商品以外のことも聞かれます。受け答えに細心の注意を払わなければクレームになってしまう理不尽さ…。
これで接客業が嫌になってしまった人たちを多く目にしてきました。
スタミナ・体力が要求される
ドラッグストアの仕事がブラックと言われる理由の所以。私はドラッグストアの業務には2つの意味のスタミナ・体力が要求されると考えています。「筋力・免疫力などのフィジカル的な意味合い」と「精神衛生上のメンタル的な意味合い」です。
フィジカル面の「体力」
“扱い商品が幅広い“と言いましたが、商品の中には“飲料“や“洗剤“等、そして“栄養ドリンクのケース“と“重い“商品も多くあります。こういった「重い商品」の品出しによって腰を痛めた同僚を多く見てきました。筋力的な意味もありますが、“身体の消耗“という意味でも以外にフィジカル面の体力も必要な仕事なのです。
メンタル面の「体力」
ドラッグストアならではの体力。幅の広い接客内容をこなさなくてはいけないドラッグストアの店員は精神的にもタフでなくてはいけません。メンタルが病みやすい職業ではあるものの、精神的に疲れないための“コツ”も存在するのは間違いありません。
“慣れ”と”コツ”を知らないと心身共に疲れてしまいます…
社会的イメージが良くない職業
ドラッグストア従業員というと世間のイメージでは「専門性が低く”誰でも出来る”仕事」と言ったイメージを持たれがち…。正直イメージは良くないと言えます。
それでも「化粧品」や「薬品」担当者は制服が違うので専門性を認知してもらい易くなっています!
まとめ
私が実際に働いていて感じるデメリットを以下の7つに集約しました。
今回は私が感じるドラッグストアで働くデメリットを紹介しましたが、どんな仕事であってもリスクを知った上で働くことは大切な事です。
あなたは普段仕事にどんなことを期待していますか?
デメリットを考えることは何も悪いことではありません。生きる上で、自分が「仕事に何を期待するか」それを見定める必要があると思います。
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